“せつとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浙東50.0%
竊盗50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元の末に方国珍ほうこくちんという者が浙東せつとうの地に割拠すると、毎年正月十五日の上元の夜から五日間、明州で燈籠をけさしたので、城内の者はそれを観て一晩中遊び戯れた。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
モデル自身は、実際、僕の提供する材料のやうな事をしてはゐないんだし、僕の友だちの小説家も、それが姦通かんつうとか、竊盗せつとうとか、シリアスな事になればなる程、徳義上、モデルの名は出さないからね。
創作 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)