“せいきすい”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
精錡水	66.7%
精綺水	33.3%

精錡水

現に海城の宿舎にいたときにも、胃腸病の患者に眼薬の精錡水（せいきすい）をやって、あとでそれに気がついて、大いに狼狽して取戻したことがある。

青蛙堂鬼談 (新字新仮名) ／ 岡本綺堂(著)

ヘボン先生といえば、何人（なんぴと）もすぐに名優田之助（たのすけ）の足を聯想し、岸田の精錡水（せいきすい）を聯想し、和英字書を聯想するが、私もこの字書に就ては一種の思い出がある。

一日一筆 (新字新仮名) ／ 岡本綺堂(著)

精綺水

後に、明治になって、精綺水（せいきすい）という眼薬（めぐすり）を売った岸田吟香とは、ことに、仲がよかった。そして、吟香も、武四郎も

田崎草雲とその子 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)