“すみぐろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
墨黒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然しトルストイは最後の一息を以ても其理想を実現すべく奔騰ほんとうする火の如き霊であると云う事が、墨黒すみぐろの夜の空に火焔かえんの字をもて大書した様に読まるゝのです。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
維新のとき人にすぐれたる勲功のありし由は。門に打ちたる標札に。従三位じゅさんみ子爵なにがしと昨日今日墨黒すみぐろに書きたるにても知りぬべし。さればその昔し尊王を唱え攘夷じょういを説き。四方に奔走せし折は。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)