“すごも”の漢字の書き方と例文
語句割合
巣籠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その夜頭に繃帯をした武丸は歌寿の家の前に立って「鶴の巣籠すごもり」を吹いた。
黒白ストーリー (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
鮒は、秋の半ば過ぎると、水田や細流から大きな流れへ落ちていく途中、充分に餌を採って、やがて暮れ近くなると静かな流れの深いところへ巣籠すごもってしまう。これを狙って釣るのが寒鮒釣りである。
寒鮒 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
二人巣籠すごもるこのほとり眼路めぢのかぎりはおしなべて
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)