“すがえますみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
菅江真澄100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菅江真澄すがえますみ、本名は白井英二秀雄、天明の初年に二十八で故郷の三河国を出てしまってから、出羽でわ角館かくのだてで七十六歳をもって歿するまで、四十八回の正月を雪国の雪の中で
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
近世の例としては菅江真澄すがえますみ翁の日記、若い頃尾張で聴いたといって次のような話を載せている。
菅江真澄すがえますみの『遊覧記』三十二巻の下、北秋田郡の黒滝の山中で路に迷った条に
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
われわれのなつかしく思う菅江真澄すがえますみなども、暖かい三河の海近い故郷を、二十八、九のころに出てしまって、五十年近くの間秋田から津軽、外南部から蝦夷えぞの松前まで、次から次へ旅の宿を移して
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
津軽の人が百二三十年前に書いた『奥民図彙おうみんずい』には、一二彼らが奇習を記し、菅江真澄すがえますみの『遊覧記』の中にも、北秋田の山村のマタギの言葉には、犬をセタ、水をワッカ、大きいをポロというの類
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)