“じょうづかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
定使100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉左衛門は会所の定使じょうづかいに言いつけて、熱田神社祈祷の札を村じゅう軒別に配らせていると、そこへ金兵衛のたずねて来るのにあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
平素人にやとわれる身分軽き祠丁でありながら、その折だけは、獅子神の如く尊大に振舞うとは、我が甲斐国の各村に行われた、獅子舞の聟いじめの折に、往々、村の定使じょうづかいと称する者が
獅子舞雑考 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
婚礼の祝いは四日も続いて、最終の日の客振舞きゃくぶるまいにはこの慶事に来て働いてくれた女たちから、出入りの百姓、会所の定使じょうづかいなどまで招かれて来た。大工も来、畳屋も来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)