“じょうすけごう”の漢字の書き方と例文
語句割合
定助郷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それには、定助郷じょうすけごう嘆願の趣ももっともには聞こえるが、よくよく村方の原簿をおただしの上でないと、容易には仰せ付けがたいとある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
何分にも毎日のことで、お継立ても行き届かず、それを心配いたしまして木曾十一宿のものが定助郷じょうすけごうの嘆願に当お役所へまかり出ました。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
江戸の方にあった道中奉行所の代わりに京都駅逓司えきていしの設置、定助郷じょうすけごうその他種々さまざまな助郷名目の廃止なぞは皆この消息を語っていた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
江戸の方の道中奉行所でも木曾十一宿から四、五人の総代まで送った定助郷じょうすけごう設置の嘆願をそう軽くはみなかった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そりゃ馬籠じゃできるだけその方針でやって来たがね。結局、東海道あたりと同じように、定助郷じょうすけごうにでもするんだが、こいつがまた容易じゃあるまいて。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)