“じょうごがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
漏斗形80.0%
漏斗型20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにしろこの国では本を造るのにただ機械の漏斗形じょうごがたの口へ紙とインクと灰色をした粉末とを入れるだけなのですから。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
こう藤吉が思った瞬間、一陣の渦巻風が下からあおって、七分にすぼめて後生大事にしがみついていた藤吉の大奴を、物の見事に漏斗形じょうごがたに逆さに吹き上げた。面倒だから手を離した。
十ほどあるその窓のあるものは明るくあるものは暗くざされている。漏斗型じょうごがたに電燈のおおいが部屋のなかの明暗を区切っているような窓もあった。
ある崖上の感情 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)