“じきしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
直書100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初、長州征伐のことが起こった時、あれは半蔵が木曾下四宿の総代として江戸に出ていたころで、尾州藩では木曾谷中三十三か村の庄屋あてに御隠居の直書じきしょになる依頼状を送ってよこした。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と、まずひらくに先だって、ひたいに押しいただいた。織田右府信長の直書じきしょであることはいうまでもない。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曹操は、すぐ使いを飛ばし関羽に直書じきしょを送って、すぐ戦場へ馳せつけよ、と伝えた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)