“しんらん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
親鸞97.4%
深瀾2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
検事は親鸞しんらんの熱烈な信者かどうか知らないが、善人なおもて往生をとぐ云々のロジックが起訴のクロマクだとも思われないね。
チッポケな斧 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
古美術の本を携えて夢殿見物に出かける人は多いが、たとえば親鸞しんらんの太子奉讃の和讃を心にとなえつつ参詣さんけいする人はまれであろう。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
この瞬間、彼が魔のごとき洞察力、彼が満身の勢力、彼が徹底せる熟慮と深瀾しんらんのごとき遠謀とが渾然として湧出して来る。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)