“しんゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
新喩33.3%
新柚33.3%
新湯33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予章新喩しんゆ県のある男が田畑へ出ると、田のなかに六、七人の女を見た。どの女もみな鳥のような羽衣はごろもを着ているのである。
私等はもう昨日のやうに、芝居の花道を歩くやうに、大道を練つて歩くことも出来ないのです。だんだんと街々の騒ぎは高くなつて行きます。新柚しんゆの香が台所から立ちます。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
ここは新湯しんゆ古湯ふるゆ等の他の温泉場と数町を隔てた谷間の別天地をなしていて、新湯の現代式なのと相違し、全く田舎の湯の宿の気分のみなぎっているところである。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)