“しんめんむねつら”の漢字の書き方と例文
語句割合
新免宗貫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わかる、わかる、おばばの気持はよくわかる。さすがは、新免宗貫しんめんむねつら家中かちゅうで重きをなした本位田家の後家ごけ殿だけのものはある」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何をほざく。他国者とあなどって、西瓜売りとはようもいやったの。美作国吉野郷みまさかのくによしのごう竹山城のあるじ新免宗貫しんめんむねつらに仕えて郷地ごうち百貫、歴乎れっきとした本位田家の子、わしはその母じゃぞ」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父の主家新免宗貫しんめんむねつらが、浮田秀家所属で、西軍の中枢勢力であったから、当然そうあるべきことにされているので、これとても先にもいった通り、まだ考究する余地が多分にある。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)