“しんてき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
振笛33.3%
心的33.3%
親敵33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東山少尉は、振笛しんてきを吹いて、残りすくない部下を、非常召集した。だが、敵は多勢たぜいで、服装に似ず、戦闘力は強かった。局舎守備隊も苦戦と見えて、連絡は、どう頑張っても、とれなかった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
振笛しんてきが、けたたましく鳴り響いた。毒瓦斯が、また、やってきたらしい。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ヤレ自由交際だの、男と女の心的しんてき交際だの、理想交際だのと勝手な名をつけて女学生や蓮葉娘はすはむすめの間には若い男と勝手に交際する事が流行する。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
それは、和睦問題に、彼が介在かいざいしたことだった。主戦論の味方からは、忽ち“親敵しんてき人物”と極印をおされた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)