“しらほね”の漢字の書き方と例文
語句割合
白骨100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
神河内から白骨しらほねへと流れて行く大川筋が、緑の森林の間を見え、隠れになって、のたくって行く、もう前穂高の三角測量標は、遥か眼の下にっちゃられて、小さくなっている。
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
日本アルプスの上高地かみかうちや、白骨しらほねや、中房なかふさあたりに行つてゐれば、山も深いし、夏も至らないし、それこそ理想的の避暑地であるけれども、とても女はそこまで入つて行く事は出来なかつた。
女の温泉 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
白骨しらほねの湯は、人里離れて奥深いとは言いながら、やがて、わたしはここにも身を置くことはできなくなるでしょう。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)