“しょうみつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
詳密100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三番飛脚は、堀秀政からの者で、秀政の書中によって、善戦した中川瀬兵衛の討死や、高山右近の抛棄ほうきによる岩崎山の失陥など、やや詳密しょうみつなことが明らかになった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たなごころを指すようであり、勿論、附近一帯の地勢、湖沼、山野、間道なども詳密しょうみつに写されていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ことに、弦之丞が詳密しょうみつな報告を江戸にせぬまでも、もう御当家や堂上のもくろみは、うすうす徳川家のどるところとなっておる。その証拠には京都の所司代が役替えになった。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すでに事態は急迫以上に急迫していたので、ひざまずいて詳密しょうみつに告げている間もなかった。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)