“しょうへいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
昌平黌88.2%
昇平校5.9%
昌平校5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昌平黌しょうへいこうと、道場のほかにも、武士が稽古に通うところがあるのを初めて知って、彼は、少し世間を考え直した。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
江戸に召しかえされてからの先生は昇平校しょうへいこうという名高い学校の頭取とうどりを命ぜられ、上士じょうしの位に進み、さらに鑑察かんさつといってだれでもうらやむ重い役目をつとめることになりました。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
今じゃ江戸へお帰りになって、昌平校しょうへいこう頭取とうどりから御目付(監察)に出世なすった。外交がかりを勤めておいでですが、あの調子で行きますと今に外国奉行でしょう。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)