“しょうけつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
猖獗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
疫病が「猖獗しょうけつ」という文字で形容された時代ならば、当然「家々の戸はかたくさしこめられ、街頭には人影もなく」
死の接吻 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
◯中小都市の爆撃が始まり、猖獗しょうけつを極めている。そのさきがけは、五月二十九日の横浜市への五百機来襲であった。
海野十三敗戦日記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
梅雨があがると、りつけるような暑い日が幾日となく続いて、再び又暗鬱な雨がじめじめと降り続いた。そして市中には急性のチブスが猖獗しょうけつを極めた。