“しゅんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
春狐50.0%
蠢乎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
坂東あべ川、市村しるこ、かれはあまい名を春狐しゅんこと号して、福面女に、瓢箪男、般若の面、……二十五座の座附きで駈出かけだしの狂言方であったから。——
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
笏はそう言って、足跡に蝟集あつまっているうじうじしている馬陸やすでを指さした。——馬陸は、足跡の輪廓の湿りを縫いながら、蠢乎しゅんことして或る異臭をみながら群れていた。
後の日の童子 (新字新仮名) / 室生犀星(著)