“しゃてきば”の漢字の書き方と例文
語句割合
射的場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陸軍の射的場しゃてきばのひびきも随分騒がしかった。戸山ヶ原で夜間演習のときは、小銃を乱射するにも驚かされた。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「そうそう、この中に面白いものがありますよ。警官に射撃を訓練させるために、室内射的場しゃてきばがつくってあります。僕たちが行っても構わないのです。行ってみませんか」
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
戸川秋骨とがわしゅうこつ君が『そのままの記』に霜の戸山とやまはらという一章がある。戸山ヶ原は旧尾州侯御下屋舗びしゅうこうおしもやしきのあった処、その名高い庭園は荒されて陸軍戸山学校と変じ、附近は広漠たる射的場しゃてきばとなっている。