“しゃっき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嚼鬼33.3%
灼気33.3%
灼輝33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那では明朝の宮中元日に驢の頭肉を食うを嚼鬼しゃっきと呼んだ、俗に驢を鬼と呼んだからだ(インドでも驢を鬼物とし、故人驢車に乗るを夢みるは、その人地獄へ行ったしるしという)
天にちゅうする光煙、地を這いまわるほのお、火の子は雨と飛び、明々の灼気しゃっき風と狂って本陣いわし屋の高楼いまは一大火災の船と化し終わった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
その呼吸に「カナリヤの労働」——きな臭い煙草——の名のかおりが絡み、散乱する長調の音譜と、澎湃ほうはいたるこの雑色の動揺と、灼輝しゃっきする通行人の顔と動物的な興奮。