“しもずち”の漢字の書き方と例文
語句割合
下有知100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしは長良川ながらがわの上流を、十里余ものぼって、たった独りの老母おふくろがいるせき宿しゅくの在、下有知しもずちという草ぶかい田舎いなかへ一本槍に帰って来た。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それはいいが、遂に、戦争は近くのせき宿しゅくから、この下有知しもずちまで飛火して来た。長良川をのぼって攻めて来た稲葉山の兵は、下有知の民家へ火をけやがった。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)