“しばぐち”の漢字の書き方と例文
語句割合
芝口100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『だが、先刻さっき休んだ芝口しばぐちの茶店では、学者風の男が、町人達へ向ってこう云っていたぜ。——浪士達がやった事は、忠義の心からやったには違いないが、国法から見れば大罪人だと』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それでも細君に対する疑惑は薄らがなかったさ、それから五六日して、夕方芝口しばぐちを散歩していると、背後うしろから一台の自動車が来たが、ふと見ると、それには深ぶかと青い窓掛まどかけを垂れてあった
雨夜草紙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
芝口しばぐちは品川濱につづいて驛路の賑はつたことはまをすまでもなからう。
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)