“しばか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
柴刈83.3%
柴苅16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山家は柴刈しばかりだ田植えだと聞く新緑のころで、たださえ季節に敏感な伊之助にはしきりに友恋しかった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
毎朝仏様におつとめがすむと、お天気さへよければ、豆小僧は上の山へ柴刈しばかりに行くのでした。
豆小僧の冒険 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
せいと言われても辞儀もせぬ。ほかの奴のように名のりもせぬ。弱々しゅう見えてもしぶとい者どもじゃ。奉公初めは男が柴苅しばかり、女が汐汲しおくみときまっている。その通りにさせなされい
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)