“しにみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
死身100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どっちも死身しにみ、組むなり火のような息を争って、秘帖をり返そうとする! 渡すまいとする! 組んではもつれ、伏せられては突っぱねる、一方は女、一方は傷負ておい
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ああ祈らしめよ、祈らしめよ、片羽かたはねおとして死身しにみに飛ぶ『生』の險路のまた突きやぶれるやう
展望 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
繼「私は女の口から斯ういう事を云い出すくらいだから、そんな事は有りませんよ、本当にお前さんを力に思えばこそ、死身しにみに成って、亭主と思って、お前さんの看病をしました」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)