“しっぺがえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹箆返66.7%
竹篦返33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帳場はあざ笑って脚の立たない馬は、金を喰う機械見たいなものだといった。そして竹箆返しっぺがえしに跡釜あとがまが出来たから小屋を立退けとせまった。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
……だからその心配するところは、正月東京で芝居が出来るかどうかということである、十一月無理を通しているだけ、ことによると竹箆返しっぺがえしに、大きに春は名古屋へでもやられるかも知れない。
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
「若いかた」……老成ぶった事をいうと葉子は思ったけれども、しかし事務長にはそんな事をいう権利でもあるかのように葉子は皮肉な竹篦返しっぺがえしもせずに
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)