“竹箆返(しっぺがえ)” の例文
帳場はあざ笑って脚の立たない馬は、金を喰う機械見たいなものだといった。そして竹箆返(しっぺがえ)しに跡釜(あとがま)が出来たから小屋を立退けと逼(せま)った。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
……だからその心配するところは、正月東京で芝居が出来るかどうかということである、十一月無理を通しているだけ、ことによると竹箆返(しっぺがえ)しに、大きに春は名古屋へでもやられるかも知れない。
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)