“しっしゅつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
蟋蟀100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平地木やら原配の蟋蟀しっしゅつやらをうろうろ捜し廻っている自分の悲惨な姿であった。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
それから医者をかえて、さらに有名な大先生にかかったが、こんどは、蘆の根や、三年霜に打たれた甘蔗のかわりに、蟋蟀しっしゅつ一つがい、平地木十株、敗鼓皮丸はいこひがんなどという不思議なものが必要だった。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)