“しちごんぜっく”の漢字の書き方と例文
語句割合
七言絶句100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これが春水の替え蓋」と老人は綸子りんずで張った薄い蓋を見せる。上に春水の字で七言絶句しちごんぜっくが書いてある。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
道庵は、そこで、どうした風の吹廻しか七言絶句しちごんぜっくを三つばかり作って、同行の有志家たちに見せました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
前に貰ったのよりも遥かに上等な扇子に、将軍が手ずから七言絶句しちごんぜっくを書いたのをくれたので、張訓はよろこんで頂戴して帰って、自慢らしく妻にみせると、妻もおなじように喜んだ。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)