“ざんぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
讒誣93.8%
渹然6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに世間には往々、この愛すべき自然児たる雲ちゃんをつかまえて、道中筋の悪漢の代表でもあるかの如く讒誣ざんぶする心得違いが無いではない。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いずれ頼母たのもがあの夜の中に、田安中納言様へ自分のことを、お八重やえを奪って逃げた不所存者、お館を騒がした狼藉者として、讒誣ざんぶ中傷したことであろう。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
たちまちにして天を仰いで咆哮すると見るや、渹然ざんぶとばかり飛び入った、たたた。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)