“さんのまど”の漢字の書き方と例文
語句割合
三窓100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間近い劒の八ツ峰から三窓さんのまどの頭へかけて簇立そうりつした岩峰の群が真先に目を惹く。此処ここから見ると三窓の頭は、三つばかりの尖峰が鋭く天を刺して直立している、一群の王者だ。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
偃松が深いのと傾斜が急なのとで、くも時間を費すが、通過不可能ではない。小窓から三窓さんのまどへ出るにも二時間以上を要することは、初めて此処ここに登られた吉沢君の紀行から推して知ることが出来る。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)