“さわぎた”の漢字の書き方と例文
語句割合
騒立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、お珊が二度ばかり勧めたけれども、騒立さわぎたつらしい胸の響きに、烏帽子のふさの揺るるのみ。美津は遣瀬やるせなげに手を控える。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
或年長雨で水が出て、隣の鯉屋の池があふれ、小さな鯉や金魚が流れ出たといって、近所の子供たちが大勢寄って来て、騒立さわぎたてたことなどもありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)