“さるえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
猿江100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三年経っても音沙汰がない所へ、それを聞いてから、日は分りませんがわたくしもまア出た日を命日としまして、猿江さるえのお寺へ今日お墓参りをして、其処に埋めた訳でも有りませんけれども
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
僕は萩寺の門を出ながら、昔は本所ほんじよ猿江さるえにあつた僕の家の菩提寺ぼだいじを思ひ出した。この寺にはなんでも司馬江漢しばかうかん小林平八郎こばやしへいはちらうの墓のほかに名高い浦里時次郎うらざとときじろう比翼塚ひよくづかも残つてゐたものである。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)