“さやばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鞘走93.3%
鞘橋6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スワ! と言わないまでも、いつ何時でも鞘走さやばしるような体勢で、それでもって、はなはだ落着いて、静かに地上を漂うが如く忍んで行く。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「おのれ!」というと、助広を鞘走さやばしらせて、地へ腰をつくと同時に、手ははね上がった駕のすだれを、パラリと虚空こくうへ向けて斬っていた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「見えるだろう、鞘橋さやばしの木戸が」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)