“さむらいてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
武士体57.1%
侍体42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二三間立戻って、いま箱提灯に送られて茶屋を出た、二人連れの武士体さむらいていの跡をいました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しからばその貧窮組を表にして、それとは全く没交渉ぼっこうしょうでありながら、たくみにそれをダシに使って大金を奪い歩く武士体さむらいていの強盗は果して何者。そうしてその盗った金を何事に使用するのだろう。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
笠を深くかぶって両刀を差して、はかまを着けて足を固めたまだ若い侍体さむらいていの人、おそらく兵馬より若かろうと思われるほどの形でもあり、姿でもあり、またその声は
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)