“さかなまち”の漢字の書き方と例文
語句割合
肴町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この掛合ひが濟んで、芦名光司が歸つて行くと、間もなく肴町さかなまちの津志田家へ行つた筈の八五郎が戻つて來ました。
わたくしはお石さんに暇乞いとまごひをして、小間物屋の帳場を辭した。小間物屋は牛込肴町さかなまちで當主を淺井平八郎さんと云ふ。初め石は師岡久次郎に嫁して一人女ひとりむすめ京を生んだ。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
本郷の肴町さかなまちにある南天堂と云う書店の二階が仏蘭西フランス風なレストランで、そこには毎晩のように色々な文人が集りました。辻潤氏や、宮嶋資夫みやじますけお氏や片岡鉄兵かたおかてっぺい氏などそこで知りました。
文学的自叙伝 (新字新仮名) / 林芙美子(著)