“さいぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
細部100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして彼らは父がかかる怯懦きょうだなる器量きりょうをもって、清盛きよもりを倒そうともくろんだのは、全く烏滸おこの沙汰であると放言しました。むろん、わしは彼らの話の細部さいぶは信じなかった。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
虚報にしては、あまりに細部さいぶにわたった報知だったから。清盛は父をひどくにくんでいました。彼は自分の憎悪ぞうお復讐ふくしゅうせずに制することのできるようなやつではありません。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)