“さいしきが”の漢字の書き方と例文
語句割合
彩色画100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広間の壁には、竹箆たけべらで土を削って、基督キリストの像が、等身に刻みつけていてあった。本箱の中も、残らず惨憺さんたんたる彩色画さいしきがで、これは目当の男のない時、歴史に血を流した人を描くのでした。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
この殿堂が初めて落成したときに、寺の僧が画工をまねいて、それに彩色画さいしきがを描かせようとしたが、画料が高いので相談がまとまらなかった。それから五、六日の後、ふたりの少年がたずねて来た。