“ごゆっ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御緩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いいえ、そんなでもないようですけれど、ふせっておりますから、おぐしはあげられませんでしょう。ですが、御緩ごゆっくり、まあ、なさいまし。この頃では、お増さんも気に掛けて、早く帰って参りますから、ほんとうに……お嬢さん、」
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はあ、たった今しがた出ました。おっつけ帰りましょう。どうぞ御緩ごゆっくり」と例の火鉢を出す。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
下女「これは有難うございます、まア御緩ごゆっくりおいでなせえましよ、滅多に汽船ふねは来ませんから」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)