“ごふない”の漢字の書き方と例文
語句割合
御府内100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何んといふ馬鹿なことをするんだ、御府内ごふないの火付けは、火焙ひあぶりだぞ」
いつもならば江戸御府内ごふない湧立わきたち返らせる山王大権現さんのうだいごんげんの御祭礼さえ今年は諸事御倹約の御触おふれによってまるで火の消えたようにさびしく済んでしまうと
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
いつ見ましても御府内ごふないの御繁昌は豪勢なもので御座いますな。いかがで御座いましょう。どこぞその辺の桟橋へ着けまして二、三人綺麗きれいなところを呼寄せ久ぶりで先生の美音を
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)