“ごがたき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
碁敵93.3%
棋敵6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わしも、碁敵ごがたきが一人減って淋しいや、しかしまあ仕方がねえ。時に、あの倅殿せがれどのにも困ったものだて」
碁敵ごがたきに事欠く場所ではないのであるから、太平はその特別の友情を一応訝るのであつたが、庄吉は太平の外の人々には目で挨拶を交すだけの友達すらも作らなかつた。
外套と青空 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
羅紗ラシャ問屋の隠居が、引越し祝いに贈ってくれた銀地に山水を描いた屏風びょうぶなどの飾られた二階の一室で、浅井の棋敵ごがたきの小林という剽軽ひょうきんな弁護士と、芸者あがりのそのめかけと一緒に、お増夫婦は
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)