“ごうつく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
強慾50.0%
業突50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうすると、哀れ一銭一厘たりとも私の手には入らない。そして、父の財産はすべてあの強慾ごうつくばりの雇い婆に与えられるのだ。彼女あいつは、父親の死ぬる日を待ちかねているんだ。
無駄骨 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
きかん気の業突ごうつくの親爺は、相変らず尻端しりばしょりで、話の合間ちょくちょくたっては小僧をしかりちらしている。土間の暗いところでぬかを浴びた印半纏しるしばんてんの男たちが、鷲尾の昔と同じように働いていた。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)