“こわす”の漢字の書き方と例文
語句割合
硬過100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「冷えてるのはいいが、硬過こわすぎてね。——阿爺おとっさんのように年を取ると、どうもこわいのは胸につかえていけないよ」
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「よく痛くなるひげだね。髭が硬過こわすぎるからだ。旦那の髭じゃ、三日に一度は是非そりを当てなくっちゃ駄目ですぜ。わっしの剃で痛けりゃ、どこへ行ったって、我慢出来っこねえ」
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)