“こめびつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
米櫃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
机一つと米櫃こめびつ一つ置いてある。側は土間になって居る。土間には轆轤ろくろ台と陶土、出来上った急須きゅうすや茶碗も五つ六つ並んでいる。
ある日の蓮月尼 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
一人の私が遊んで居りまして、もう一人の私がせッせと稼いで居りますれば、まア米櫃こめびつの心配はないようなもので、誠に結構な訳なんですが
それは別当の虎吉が、自分の米を主人の米櫃こめびつに一しょに入れて置くという事実である。虎吉の給料には食料が這入っている。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)