“こっしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
忽諸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして、これまた妖怪学応用の結果なり。ゆえにその学の講究、あに忽諸こっしょに付すべけんや。
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)
紀州の人々は、この珍羊歯が始めて自国で発見せられまた自国品に基いて命名せられたものであって見れば、上のコケシダ等の和名を忽諸こっしょに附してはならずかつこれを擁護せねばならない。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
さればといって、婦人はその自由の回復の名の下に、その天賦の体質性情に基づく分業を忘れて、男子の事業の領域まで侵蝕し、それがために自己の付与された一大任務を忽諸こっしょに付してはならぬ。
現代の婦人に告ぐ (新字新仮名) / 大隈重信(著)