“こすりつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
摺付50.0%
擦付50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……こ、こ、この橋板に摺付こすりつけて血を出いて願いたいども、額の厚ぼったい事だけが、我が身で分る外何にも分らん。血の出ないのが口惜くやしいですだ。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いかに身を悶悩さして、敷蒲団しきぶとん擦付こすりつけても、少しも思うように痒さは癒えぬのであった。
怪異黒姫おろし (新字新仮名) / 江見水蔭(著)