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こすずり
ふりがな文庫
“こすずり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小硯
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小硯
(逆引き)
陣中用の
小硯
(
こすずり
)
と小さい
燭
(
あかり
)
を机におき、深更まで何か筆をとっていたのである。外は暗い霧で、この夜も敵味方の声が海鳴りのように遠くでしていた。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
黒皮縅
(
くろかわおどし
)
の鎧を着て二十四差した
黒縨
(
くろほろ
)
の矢を負い、
塗籠籐
(
ぬりごめとう
)
の弓を脇にかいばさんだ勇ましい姿であったが、
兜
(
かぶと
)
を脱いで背中にかけ、
箙
(
えびら
)
から、
小硯
(
こすずり
)
と
畳紙
(
たとうがみ
)
を取りだすと、すぐ願書を書きはじめた。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
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