“こさじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
小匙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
令嬢は舌の先でこの発明家の事業をたすける事が出来たなら、こんな結構な事はないと思つてゐたのだ。エデイソンは小匙こさじ乳鉢にゆうはちの薬料を一寸しやくつた。
……ちょうど茶の入った小匙こさじを口のはたに持って行ったところだったが、そのままの形でこわばってしまった。
小初は、もう料理のコースの終りのメロンも喰べ終って、皮にたまった薄青い汁を小匙こさじの先ですくっていた。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)