“こぐも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
濃雲50.0%
仔蜘蛛25.0%
子蜘蛛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むらさき濃雲こぐも故里の
草わかば (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
無数の仔蜘蛛こぐもは続々と、そこから広間へあふれて来た。と云うよりはむしろその敷物自身が、百十の微粒分子びりゅうぶんしになって、動き出したとも云うべきくらいであった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
行燈あんどんをとりに立とうとした時、ちょうど眼のまえの空に、天井てんじょうから糸を垂れて降りてきた一匹の子蜘蛛こぐもを見つけた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)