“こくち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
告知66.7%
国恥33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀行を出ようとして、彼が、掲示板の中に、パリ銀行のロンドンに移転してきた告知こくちポスターを見落したとしたら、彼の上には、もっと深刻なるものが降ってきたことであろう。
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その告知こくちが私に傳へた感じは喜びと呼ばれるものよりは、何かもつと強烈なもの——何か苛責かしやくするやうな、氣の遠くなるやうなものであつた。それは殆んど恐怖のやうだつたと、私は思ふ。
宿将や、重臣の大部分が、云い合わせたように、わが君へ降参をおすすめする理由わけは、みな自己の保身と安穏をさきに考えて、君のお立場も国恥こくちも大事と考えていないからです。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)