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こうづと
ふりがな文庫
“こうづと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
香苞
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
香苞
(逆引き)
「おおこれは、貴重な
香苞
(
こうづと
)
やら
京棗
(
みやこなつめ
)
やらで……。石秀さん、さっそくご霊前へ」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あどけない童女の人形一コと、
香木
(
こうぼく
)
の
香苞
(
こうづと
)
と、
唐筆
(
からふで
)
と匂いのいい墨が一つ。
私本太平記:06 八荒帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこらの早い秋草の花を
束
(
つか
)
ねて供えている女もあれば、袂から
香苞
(
こうづと
)
を取り出して焚いている尼もある。いずれも念仏を口のうちに、無縁ながら“あわれ”と思う一貴人の
後生
(
ごしょう
)
を祈る風であった。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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